学園アリス

□第8話 
1ページ/5ページ




蜜柑「能力別テスト、始めますっ!!」




野田「じゃ佐倉さん、今から僕がタイムトリップしますからそれを君のアリスで阻止してください。」




今特力の教室の片隅で喋っているのは、最近シングルになったばかりの佐倉蜜柑と特力担任でタイムトリッパーの野田先生だ。
蜜柑は文化祭の練習のため無効化の練習をすることになった。




蜜柑「え・・・・・・・。」




野田「どうかしましたか?まあ、とにかく実践です。」




野田は蜜柑をおいて一人で話をどんどん進めていく。
蜜柑は、え・・は、えぇ?!とうろたえている。




野田「君がアリスで僕をとめるのが能力Upの方法です。じゃないと僕はまた未来か過去を彷徨ってしまいます。」




蜜柑「え・・・ちょ・・・先生?!」




野田「3・・・2・・・・1・・・・・」




蜜柑「ま、待ってぇぇぇぇ!!!」






蜜柑が野田に抱きつく。
2人はその勢いで尻もちをついてしまった。




野田「・・・・・おや、大成功です。」




蜜柑「・・・・せ・・・先生のアホバカーーー!!!!怖かったやんかぁーー!!」




蜜柑は野田をポカポカ涙目になりながら殴っている。
野田があたふたしていると周りにいた生徒たちにからかわれている。



野田「昔君と同じ無効化のアリスを持った人が居てね。その人は何かを守る時にしか使わなかったので君もそうかと思ったんです。
直感は大当たりでした。」



蜜柑が野田のする話に驚いていると特力の教室のドアがコンコンとなった。
扉の近くにいた翼がでる。




翼「はいはい、誰です・・・・・か・・・・・。」




翼は一人途中から固まっていた。









「・・・・よぉ・・。」









特力に現れたのは涼介だった。





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ