学園アリス
□第3話
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一人の少年がまだ誰も起きてこないような時間に寮の廊下を歩いている。
「ちっペルソナの奴。任務がこんなに時間がかかるとはな・・・。」
少年が小声で文句を言っていると、目の前の部屋の扉が開いた。
「!!・・・・・。」
突然開いた扉に驚き、イラつきながらいると、開けた方も気づいたようで少年の方を見た。
こんな夜中にいたから驚いたというのもあるがそれ以上に少年は2つのことに眉間を寄せた。
1つは
「おっと・・・・わりぃな。・・・・何、お前も朝帰り??」
扉をあけた奴が、上半身裸だったから。
もう1つは
「ん?・・・・・あっ!お前日向棗じゃねぇか?!」
夜の初等部の寮にいたのがどう考えても高等部生徒の男だったからだ。
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