Novel:Black

□+想いの丈を贈る時+
4ページ/4ページ



↓おまけ




「うんうん、良い映像が撮れました♪」


パソコンの画面に映し出されるそれに、ひよのは満足げに呟いた。


「……おい、あんた。」
「あら、鳴海さん。いつからそこにいたんですか?」
「そんなことはどうでもいい。何だ、その映像は。」
「見ての通り、鳴海さんと火澄さんが抱き合っている場面ですけど。」


悪びれもなく微笑むひよのに、歩はがくりと肩を落とした。


「一部の女子が好んで買ってくれるんですよねー、こういうの。」
「……何が望みだ?」
「そうですねえ。手始めに明日からずっと、鳴海さんの手作り弁当が食べたいです♪」





+fin+

前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ