書庫
□蛹
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違うんだ。
俺ってば気付いちゃったんだ。
誰にも無視されない存在になりたくて、火影になりたいと言ったけど。
今。
里の皆が認めてくれる俺になって、解っちゃったんだ。
もう要らない。
サスケが居ないなら。
そんなのもう要らないんだ。
いくらチヤホヤされたって、サスケが苦しんでるなら、俺はもう何も要らないんだ。
ごめんねサスケ。
俺ばっかり助けて貰って。
必要な時に俺はお前を助けてやれなかった。
ごめんねサスケ。
俺ばっかり外に出て、お前を置いて来ちゃったから。
俺が悪かったんだ。
馬鹿だったんだ。
だから今度は。
一緒に破ろうね。
粉々にして。
一緒になろうね。