捧色の間

□大切なものは君と
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楸瑛は、今朝早くに黒大将軍に捕まった

そして
「午前中は羽林軍の訓練に出ろ。命令だ」という、有無を言わせぬ命令により、現在、羽林軍の訓練場に居た



主上付きになってから、羽林軍に顔を見せる機会が格段に減った楸瑛が久しぶりに訓練場に行くと、まずは黒・白両大将軍に捕まり、相手をさせられ、やっとそれが終わったかと思うと、間髪いれず右羽林軍の皇将軍に手合わせを申し込まれた


そしてそれが終わると、左右を問わず、部下達が・・・


楸瑛が将軍職に就いているのが決して藍姓の力ではなく実力による地位だと知っている部下達は、久しぶりに手合わせをしてもらいたくて意気込んでいたのだ
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