管理人駄文部屋

□相手の思惑にのるということ
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「お前はあいつらが憎いんだろ?だったら僕がお前を使ってやるよ!」

その言葉にあいつは反応した。

突如、現れた黒い光

その光は禍々しいほどの強い輝きを放っていた。

黒い光は俺には見向きもしないで

俺には気づいていないのか、真っ直ぐにあいつに詞を紡いだ

そして

「さぁ・・壊そうよ!あいつらを!!全部を!!」

その詞を紡ぐとあいつとともに光は消えた

嘘だろう・・

俺の声には見向きも反応もしなかったくせに

ただ、自分がそこに取り残された

虚しくて

腹が立って・・

なんだか可笑しくて・・

「ステラレタンデスカ?」

そんな中のその詞・・

俺に詞を紡いだのは

「!?蒼い・・光?」

黒い光は禍々しい輝きがあった・・

だが、この蒼い光は・・

冷たく静かな輝きを放っている

「ワタシハココカラデタイノデス。アナタナラワタシヲダシテクダサイマスネ」

蒼い光は、俺にそういった

あぁ・・そうか

こいつもあいつの所為でこうなったヒトの一人か・・。

何か思惑があるのだろう・・

憎悪か悲しみか・・・

怒りか・・

憤りか・・

今は、そんなものは

どうでもいい・・

こいつの思惑にのってやろう

俺はここから出たいんだ。

あいつから逃げたいんだ

俺は相手の思惑にのることにした

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