その他著権駄文部屋1

□嫌な現実〜合間〜
2ページ/2ページ

※色々迷子、でも書いた。まさかのルパンレンジャー側の設定が重かった。



よくよく考えると
無茶だなぁ
身体中痛いし
ギャングラーは怖いし
何で
受けちゃったのかなぁ…
思わず
溜め息を吐く
膝を丸め
一人
また
溜め息を吐く
あの日の事は
全国ニュースだった
ギャングラー
とかいう
悪者が
いきなりやってきて
皆を傷つけた
最初の日
沢山の犠牲が出た

やっていた
私の友達も
その一人だった
私は
周りから見れば
おかしな子
だった
お洒落が好きで
自分がデザインした服を何時か作りたいと
夢見て
一人
落書きをして
そんな落書きしたデザインを
両親に頼んで形にしてもらって
着て
一人
喜んでいた子だった
だから
学校でも
よくそれでからかわれた
けれど
あの子だけは
違ってた
好きなものを着ることの何が悪いの?

声を張り上げ
助けてくれた
それが
驚きで
嬉しくて
それが始まりで
友達になった
そんな
友達に
お礼がしたくって
何時か
彼女の為に
自分がデザインした服を作って
贈ろうと
それ以上に
あの子の為に
何かしたい

思うようになった
友達は
漫画が好きだった
何時か
漫画家になって
自分の描いた漫画を色んな人に読んでもらうんだ!

言っていた
それがとても楽しみで
嬉しくて
私は
そんな友達の応援をしていた
それから
友達の夢が叶った
これからなんだよ〜

友達は
そんな事を言いながらも
嬉しそうで
私も
嬉しくて
そのお祝いに定番かもしれないけれど
美味しいスイーツを食べようと
学校帰りに立ち寄ったモールで
その日
友達は
きらきらとした
欠片になってしまった
私の
代わりに
ショッピングモールのイルミネーションに反射して
きらきらと
輝いてしまった
友達は
また
私を助けてくれた
あの時は
“友達”としての
始まりだった
けれど
それは
“終わり”だった
驚きで
泣くことも
嘆くことも出来なくて
ただ
何も出来なくて…


「やだ…なぁ…」

見下ろす街の明かりが
あの日
あの時を
思い出して
嫌になる
きっと
私は運が良い
ギャングラーを倒せる力も偶然とはいえ
手に入れたから
何も出来ない訳じゃないから
漸く
友達の為に
何か出来ると
何かをしてあげられると
けれど
何時も
口から零れるのは…
否定の言葉

「やだ…なぁ…」

痛いのも
怖いのも
でも
それ以上に

「…やだ…なぁ…」

“友達”が
居ない
と言う
こと


※快盜黄色の過去もまた…
重い
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ