その他著権駄文部屋1

□嫌な現実〜はじまり〜
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※色々迷子。でも書いてみた



「え…あ?」

何?
は?
意味が分からなかった
口喧しい兄貴は
優等生

呼ばれる存在で
両親の期待も大きかった
両親の望むまま
良い学校に行き
卒業後は
良い会社に勤め
しかも
性格も良くて
人当たりも良くて
明らかに
俺とは正反対
両親の期待も殆ど無く
期待もされず
さして頭も良くないから
良い学校もいけず
性格もどうだろう
自身で言うのは何だが
結構
適当で
喧嘩っぱやく
いつも問題ばかり起こして
問題児だった
卒業と同時に家を出た
出たら
毎日といっていいほど
人の心配ばかりして
正直
うざくて
堪らなくて
ただでさえ
比較されて
惨めな気持ちが多くて
でも
優秀な兄貴の汚点にはなりたくないから
だから
離れてたのに
でも
本当は嬉しいのに素直になれなくて
“あの日”も
兄貴は変わらず
俺の心配をして居た
仕事の出張の帰りで
顔を店に来たとかで
なんか
痩せてないか?
とか
仕事のしすぎじゃねぇのか?
とか
言葉かければ良かったけれど
…なんで
出来なかったんだろう
嬉しかったのに
会いに来てくれたことが
何で
何だろう
どうして
のばされた手を振り払ったんだろう

「あに…き?」

同じ時が
続く
なんて
あるわけないのに…
何で兄貴が目の前で
動かないんだろう

「こ…ぉって…?」

声が枯れる
息が詰まる
何が
起こって
なぁ
何で…

「兄…貴…!」

手を伸ばす


あってほしい
だって
おかしいだろう
なんで
兄貴が目の前で
凍り漬けになってんだ?
そんなの

以外にありえないだろ?
だから
目が覚めるんだ
起きたら
汗だくで
最悪だって言いながら目を覚まして
バイトの時間がやっべえとか慌てて
だから
だから

「っ!!!」

バンッ

音を発てた
その瞬間

「あぁあああああ!!」

一気に
覚めた
これが

じゃないことに
現実
だと言うことに
目の前で
お節介な程
自分を心配する
家族

欠けらとなってしまった姿で
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