その他著権駄文部屋1

□“本当”に甘いのは・・
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「…っ」

思わず呻く
あの“服装”は嫌いなんだ

苦笑いを見せた事がある
“奴”が
その“服”を着て目の前に立っている
此方を
ただの“人間”と言う
愚かで
下等な
生き物と…
いや
利用するしか価値が無い“物”
として…

「初めまして…私は“ネクロム”…貴様達を葬るモノだ。」

姿を変え
圧倒的に振るわれる力に為す術無く
地に伏す羽目になる
強い
適わない…
いや
違う
戦えない
戦うことが出来ない
何故
何故だ
“目的”の為に
幾度は弟分に刄を向けることが出来たのに

マコト

ああ
そういう事か…
簡単だ
戦えないのは
俺は
“甘えて”
居たんだ
あいつに
途方も無い世界で生きる事になった時
会えた
“あいつ”の
“優しさ”に
利用するように
“甘え”てた


「さようなら…“親友”!!」
「マコトにぃちゃん!!!」


甘いのは
最初から
俺だった
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