その他著権駄文部屋1
□反逆の死霊戦士-ネクロム-
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「…」
手の平に納まった眼魂を見つめ
ギリッ
と
音がしたことに
自分が歯を食い縛った
と
理解するよりも先に
頭の中は
一つの“感情”
で
埋まっていた
……ない
…さない
許さないっ!
憎い
憎い
お前が
憎い
“天空寺タケル”
お前の所為だ
私は
“戦士”に戻りたくないのに
折角
“捨てること”が出来たのに
ただ
一人の“モノ”として
生きてこれたのに
だから
“親友”に
出会えたのに
なのに…
なのに!!
お前は
そんな“私”から
奪ったんだ
“意味”
を
“親友”
を…
「…く…は…」
色々な感情が混ざるように巡り
それが終着点の様に
自然と笑みが零れた
奪われたなら
“戦士(こま)”に戻るなら
どうせ
“モノ”をやめるなら
全部
壊してやる
壊せばいい
もう
大切な“親友”は
“傍”に
居ないの…
だから…
「アランっ?!お前…?!」
「…初めまして仮面ライダー…私はネクロム。」
貴様達を
葬るものだ