その他著権駄文部屋2

□その“炎”の礎と・・・
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「(あぁ…この方は)」

あまりにも

迷い

迷い

迷った果てに

決断された言葉

その言葉は甘すぎる

目に見てもわかるはずなのに

「旦那!あんたなぁ!」
「わかっておる!されど!されど!!」

与えられた“事柄”は

この方の中に確かにある

されど

迷い

悩み

悩み悩んで

この方は

「(お館様の後継者…)」

我が主が認めた“存在”

まだ若く

考えも浅い

されど

内なる“炎(こころざし)”は

誰もが認め

誰もが求め

誰もが惹かれるものがある

「…わかりました。幸村殿の案に従いましょう」
「小山田殿!」
「ちょっ、小山田さん?!」

ならば

私がすべき事はただ一つ

「これより我らは長曾我部軍に援護に向かう!!」

武人としての経験は豊富でも

「小山田さん…あんた」
「…。」

“将”として未だに自覚出来ぬ

「幸村殿に続け!!」

貴方の…

いや

貴方が

一人の“将”となれるように

我が身をとして


「っ?!小山田様!!!」

礎となりましょう





※何話かの小十郎さんが伊達さんに言った感じに…
小山田さん死にネタ
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