その他著権駄文部屋2
□“縁”と輝きと“誓い”
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「佐助?」
「ん?いやぁ〜月が綺麗だな〜と」
「あぁ。そうだな…」
「…幸村様」
「?」
けだるげな態度を一変し、その場に頭を垂れた
「改めまして…この“猿飛佐助”配下共々、この命尽きるまで御方の為に仕えましょうぞ」
「うむ。某と共にお館様の目指す天下の為に歩もうぞ」
同じように頭を垂れるのを感じながらも
少し間があった
どちらが先に
「ぷっ…」
吹き出したのかはわからない
「なんだか気恥ずかしいな…」
「あはは〜そうだね〜」
お互い顔を見合わせながら笑った
「よろしく頼むぞ!佐助!」
「まっかせとけって!」
かつての主君との十数年間の“縁”は消えた
されど
己の“魂(こころ)はすでに…
決まっているんだから…
※佐幸っぽいけど弁佐
こうして主従の絆は生まれた…な感じ