その他著権駄文部屋2
□一つの変化・・一つの“希望”・・
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「はぁ…はぁ」
何度も経験した戦場
されど
「あ…うわぁぁぁあ!!」
染まる“赤”
積み上がる“屍”
己の采配の…
結果
「っ!?」
そこは見慣れた部屋だった
自分の部屋だ
汗が流れ手が震える
「ゆ、め…?」
呟くと同時に嘔吐感が襲う
震える手で口元を押さえ何とか耐える
「う…げ…は、はぁ…」
胃がむかむかする
起き上がり、部屋を出た
静かな夜
誰の気配も感じない
忍の気配さえ感じない…
「…さ…」
呟こうとして言葉を濁した
名を呼んでも来てはくれぬだろう…
きっと見限られた…