捧げモノ&素敵頂きモノ駄文部屋1
□ごちゃごちゃしたもの!
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〜大人の女性の君付けはドキリ〜
「今日もクエストお疲れ様。イリスちゃん、エッジ君、ネルちゃん、ユラちゃん。」
「あぁ。」
「はい!」
「えへへ〜」
「・・・・・気に入らないわ」
何時もと同じにクエストをギルド長から受け、褒賞を貰う。
当たり前のことなのに・・
「?あら?報酬に不満?」
「不満は無いわ。」
少女の言葉にギルド長は首を傾ける。
「ネルはともかく、そこのイリスやいけ好かないエッジはそうだとして、この私を“ちゃん”付けするのはやめてくださらない?」
「いけ・・」
思わず、眉を歪める赤毛の青年。
「もう私は立派な女なの!子ども扱いしないで」
彼女の高飛車な態度は何時もの事だが・・このようなことを気にするとはまだまだ子供だ。
「子供だな、ユラ」
「なんですって!?」
ユラとエッジ双方がにらみ合う中
「そういえば、ノエイラさんってアナやフェニルちゃんはともかく、私達にはちゃん付けですよね?」
一人の少女がそう言うと紅い兎のようなリボンをつけた少女もそれに賛同する
「じゃあじゃあ!アッシュとかも君付け?」
「アッシュ?えぇ、してたわよ。君付け」
・・・・
「えっ」
「ほんとに!!」
「あいつを・・」
「信じられませんわ」
それぞれ罵声(?)が飛ぶ中
「呼んでたのよ初めの頃は・・でも・・」
『さすがに早いわね。アッシュ君。』
『!!』
『?どうしたの?』
『・・その・・』
『?』
『その言い方はやめろ!!呼び捨てでいいから!やめてくれ!!』
『え?えぇ・・』
「てな感じで断られたの。それ以来呼び捨て。」
ふぅ・・とため息を付く、だが彼女のため息はお構い無しに、
「(照れたんですか?アッシュさん)」
「(照れたのか)」
「(恥ずかしかったのか照れくさかったのか)」
「(想像出来ないわね)」
などと心の中で思われているとか・・は最強の男が知る由も無かった。
「クシュッ」
『マスター風邪ですか?』
『うつすなよ』