08/06の日記

01:00
メガネ男子は好きですか?
---------------
「なっちー!どーしよー…。」
「どしたの?」

「タケが輝いて見えるー!!」
「……いいことなのでは?」
「ダメだよ!いつものタケじゃないし、
私もおかしいし、ヤダー(泣)!!」


「…………紗羅さん。
恋なんじゃないんですか?」

「絶対違ぁぁあう!」


「何喚いてんの?」
「「タケ!」」
「……い、イヤーー!!」


………逃げてきてしまった。
最近おかしい。
私の心臓おかしい。
私の目もおかしい。
私の行動もおかしい。

それ以上にタケがおかしい!
今までメガネなんてかけてなかったのに…。
いきなりかけてきて。
しかも似合ってるし……。

私が好きな黒ブチ眼鏡だし…!!

急に変わってしまったタケに
今までみたいに接することが出来なくて。

反則だよ。今のキラキラしてるタケは…、
………………タケじゃない。



「紗羅。」

…タケだ。でもやだ。返事したくない。振り返りたくない。


「………なんで機嫌悪いの?
俺、なんかした?」

なんかって…、
「…メガネ。」

「メガネ?…俺、似合わない?」

思いっきり首を横に振る。
そんなことない。
前より5倍増しでカッコイイ。

「…俺、ね。誰かさんが黒ブチ眼鏡が好きだって言ってたのを、聞いたんだ?

それで…、かけてみたんだ。
少しでも好きになって欲しくて。
似合ってるねって言って欲しくて。」


………そうか。
タケは好きなひとのためにメガネかけたのか。
じゃあ私がこんなにおかしくなる必要ないんだ。
私が、私なんかが、
取り乱してタケを避ける必要ないんだ…。

わかってるのに…
なんでっ、なんで泣いてるの…?

やっぱり私おかしいよ。


「紗羅。…俺のこと、前より好きになった?」

うん。

ゆっくり頷く。
なっちが言ったとおり、
私はタケに恋したんだ。
恋してたんだ。
優しくて、面白くて、気配り上手で、素直で、可愛くて。
いつだって輝いてた。
メガネなんかかけなくたって。
タケはキラキラ輝いてた。
私が…、見ないふりしてただけで。


今さら気づくなんて…
……バカだなぁ。


「じゃあ…、俺と付き合って?」


…………………………えっ?!

頭が真っ白。上手く回らない。

「…どーゆーこと?」

「!!だーかーらー!
俺、紗羅が好きなの!!
紗羅が黒ブチ眼鏡好きって、言ってたじゃん、か…。」


もしかして、

「私のためにメガネかけたの?」
「さっきからそー言ってますけど?」

一気に涙が溢れて、タケに抱きついた。

「うわぁ!」
「タケー!好きぃー!!」

自覚したら止まらない。
好き。タケが好き。1番好き。

「ありがとう。俺も好きだよ。」

その後私はタケに
「メガネ似合ってるね」って言った。

そしたらタケは照れながら
「伊達なんだけどね…。」と、
申し訳なさそうに言うから、
それが可愛くて私はキスをした。

「こういうとき、邪魔だね。」って、
タケはメガネをとって、
もう一度私たちはキスをした。


END...


やっと企画終ー了ー!!

長らくありがとうございました!
最後にメガネ男子を書けて満足っす(笑)
かなり甘めになったかと。

これからも思いついたらここに書いてくつもりですが、
更新履歴には書かないので、
ふと思い出したら見にきてみて下さい。
いいものありませんが←

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ