◎黒薔薇の園◎
□紫絵巻6・虜(FF10)
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【はじめに】
前作“紫絵巻5”を執筆してから、何と約6年ぶりの続編となりました。
この間多くの作品を執筆し、またルールーが主人公ながらも別系統の作品も幾つか産み出して参りましたが、
今回それらの経験の積み重ねを経て“自らの原点”に帰って参った次第です。
今回は紫絵巻シリーズ中で長編だった前作よりページ数が増えました。
また“濃密な場面”についても、従来のシリーズとはまた違った手法を入れつつその描写も増やしたつもりです。
今回は時間軸としては、
『紫絵巻4・青の惑乱』から約1年から2年後、
“紫の美女”ルールーが遭遇した事件を中心に展開します。
これまでの彼女の男性遍歴についても振り返らせ、
常に妖しい魅惑を醸し出して男を引き寄せる“紫夫人”ルールーを描きました。
久しぶりの続編ですので、これまでの“紫絵巻”シリーズに一度目を通してから本作を読まれることをお勧めします。
20130302 笑い男》
では次ページより本編です。
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