よみもの

□rejection
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『俺のことが好きだから…?』





卑怯だ…そんな事言われてしまったら言葉が思うように喋れなくなるじゃねぇかよ…







『なんだよそれ…別に……俺はお前のことなんて…好きじゃねぇよ…だから…もう…』




そうだ…俺はヴェイグのことなんて…いつも無理矢理で…俺が望んだことじゃ…




『…ならしかたない…気付くまで…否、お前の体に色濃く残るまで俺の想いを刻み付けるまでだ…』







その次の時には、ヴェイグの手が伸びてきていた。













―――――――――――――







『痛っ!!ヴェイグ!てっめっ!何考えてんだよっ!解けよコレ!』



俺は抵抗するも、敵わず、両手首を一つに纏め上げられてしまった。



『…暴れないほうが懸命だ。ティトレイ…』



俺はベッドに押し倒され、ヴェイグはその縁に座り、俺のことを見下しながら淡々と忠告した。



『暴れるに決まってんだろっ!』



手を動かし、縄の束縛から逃れようとするものの全くもって縄は緩もうとしない。









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