ゲーム系 a La Carte

□たまには、道草も…
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刻が止まったような、痛い沈黙が辺りに広がる。
その緊張状態をぶち破るかのように、突然サロンの扉が騒々しく開けられた。

「ぁ、いたいた!
ソル、タル、大変なの。スノウが…!!」

ルイーズの咎める声を無視して、ジュエルが慌てて走って来る。

「スノウが!?」

「よしっ、すぐ行く!」

沈黙の中で、居心地の悪さに固まっていた二人は、これ幸いと同時に反応した。さっきまでのアホっぷりが嘘のように、二人は真顔でジュエルに頷いた。
慌ただしくデッキへと駆けていく三人を、残されたデスモンドは一人、ぽかんと見送っていた。


fin.
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