青の言葉(18)
□乱れ雪月花
1ページ/1ページ
指でなぞってまた乱れ。
就職情報を目で追っては、すぐ閉じて隠す。
田舎者で、詰めが甘くて、大事な事がいつも掴めない僕だけど、きみの為に笑えるよ?
まだきみの姿も影も全く見えないけど、少しは僕きみに近づけたかな?
閉じた情報をまた広げ、指でなぞる。
それは雪のように儚い想い。
それは月のように優しい想い。
それは花のように気高き想い。
それらが乱れ乱れきみを傷付けてるけど、今だけは我慢して。
自信満々で言うよ。笑って言うよ。
僕なら幸せに出来る!ってバカ丸出しで偉そうに言うよ。
・・・
乱れ乱れて雪月花。
いつかは優しい香りになって、きみの元に届けと叫ぶ。
届いたら触れてみて?
きっと優しい懐かしい匂いがするよ。