青の言葉(18)
□風吹いて河川敷
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今日はぽかぽか、ただの平日春の日でした。
それなのに、吹いた風の香りがあの夏の河川敷を思い出させてくれました。
『なんで?どうして?』
それは僕にも分かりません。
でも鮮明に蘇ったその記憶はきっと夢に出てきます。
夢とはいえ、きみに会えたら僕はとても幸せなんでしょう。
『白い大きな犬が嬉しそうに尻尾を振るように?』
はい、そうです。
きっとそれだけで、さらにきみを幸せにしたいと思ってしまうんでしょう。
いけません、いけません、こんな僕は。
でも仕方のない事です。
『なんで?どうして?』
それなら僕にも分かります。
あなたが生きていて、そして僕も生きているのですから。僕にとって愛とは永遠なものですから。
どうやら僕は恋には向いてないみたいですね。
愛なら自信があるのですがお一ついかがでしょうか?
僕の中の相場は永遠と決まっておりますよ。