青の言葉(18)

□風吹いて河川敷
1ページ/1ページ

今日はぽかぽか、ただの平日春の日でした。

それなのに、吹いた風の香りがあの夏の河川敷を思い出させてくれました。

『なんで?どうして?』

それは僕にも分かりません。

でも鮮明に蘇ったその記憶はきっと夢に出てきます。

夢とはいえ、きみに会えたら僕はとても幸せなんでしょう。

『白い大きな犬が嬉しそうに尻尾を振るように?』

はい、そうです。

きっとそれだけで、さらにきみを幸せにしたいと思ってしまうんでしょう。

いけません、いけません、こんな僕は。

でも仕方のない事です。

『なんで?どうして?』

それなら僕にも分かります。

あなたが生きていて、そして僕も生きているのですから。僕にとって愛とは永遠なものですから。

どうやら僕は恋には向いてないみたいですね。

愛なら自信があるのですがお一ついかがでしょうか?

僕の中の相場は永遠と決まっておりますよ。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ