お題
□俺だけ
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現代に戻って来ていたかごめは、迎えに来た犬夜叉に急かされながら戦乱の世へと戻るところ
重たそうにリュックをからうかごめに、祠の壁にもたれていた犬夜叉
しかし、犬夜叉は壁から離れるとかごめに近付いた
「おい、荷物貸せ」
横に縦にと膨れ上がった、黄色いリュックをひょいと、かごめから取り上げ自分の肩にからった
「ありがとう、犬夜叉!」
心から嬉しそうに笑うかごめの笑顔
犬夜叉はこのかごめの笑顔を見るのが一番好きだった
「早く行くぞ‥‥//」
笑顔に見惚れていたなど言えない
顔を祠の方に向け照れた顔を隠し、素っ気ないフリをしさっさと歩き出した
だけど、
この笑顔は俺だけり向けてくれているわけじゃなかった