原作短編
□揺れる心‥‥‥そして居場所
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此処はある村
「!」
「どうしたの?」
犬夜叉がある事に気付きずっと森の奥を見ていた
「‥‥‥すまねぇ‥ちょっと行ってくる」
「!!」
かごめには何が森の奥に待っているのかいつもある人に会いに行く決まり文句だった
「なんじゃ犬夜叉のやつ」
「桔梗が待っているのよ」
「!かごめちゃん‥‥」
「でも犬夜叉が桔梗さまに会いに行ったとは限りませんよ」
「ううん‥‥‥犬夜叉はいつも桔梗に会いに行くときは私に謝ってから行くから‥‥‥」
周りはかごめの言葉に返す言葉がなく静まり返った
しかし、静けさを割ったのはかごめだった
「七宝ちゃん!お散歩行こう」
かごめは七宝の手を取った
「いいぞ」
七宝も断る事をせずかごめの手を握り返した
「かごめ様森には行かないでくださいよ」
「うんーー!」
「大丈夫かなかごめちゃん?‥‥‥‥」
「七宝が付いてますから大丈夫ですよ。この場で犬夜叉の帰りを待つのが辛いんでしょう‥‥」
「のぉーかごめどこに行くんじゃ?」
「んー?そうだね‥‥」
かごめは宛もなくただ歩いていた