きまぐれ詩
□轟(とどろ)く叫び
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人間なんてどんなに好きになっても
どうせいなくなるんだ
いつかは離れてくんだ
だったら本気にならない方が楽だ
そうだろう…?
本気になって
君に嫌われた時に
傷つくのが怖いんだ
強がって虚勢を張ることで
臆病な俺はそうすることでしか
自分を守る方法がなかった
怖くてたまらないんだ
きずいた時には
君は俺の腕の中で
汚れのない赤子の様に眠っていた
いくら俺が呼んでも
二度と瞼はひらかない
頬を擦り寄せると
その肌は氷のように冷たかった
この腐り切った世界も
君を守れなかった俺も
全部……ぜんぶっ、焼き尽くしてやるっ!!