*GSシリーズBOOK*
□恋はゲームなんだ
1ページ/4ページ
卒業式の日。
君が僕の元にやってきた。
ゲームのつもりで君とデートし、遊んだだけだったのに、君は僕の傍にきた。
冷たくあしらえば、誰もが僕の傍からいなくなる。
これはゲームだ。本気になったら──自分が痛い目を見る…。
そんなこと──俺自身が、痛いくらいよく知っていることだ。
なのになんで?
なんで君は──僕の傍によってくるんだ…?
カランカラーン──
「いらっしゃいませ!──!?///」
「やぁ。今日もバイトか」
喫茶アルカードの中に入ると、いつも出迎えてくれるのは、その存在とは不釣合いなウェイトレスの服を着た君。
僕の背後には──女の子…。
僕は彼女の前を通り過ぎ、席に座った。
*