Dreams Are Lie
□第四章・夢と現実
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第四章・夢と現実
「うめー!お前にこんな才能があったなんて知らなかったぜ!」
「そんな大袈裟な…誰にだって出来るさ」
オーバーなリアクションで、俺の作った料理を絶賛する昴を俺は唖然と見ていた。
嬉しいような、恥ずかしいような、そんな複雑な感情が沸く。
自分ではよく分からないが、どうやら昴の口には合ったらしい。
それに、少し安心しながら俺も味噌汁を口に運んだ。
その味に目を丸くする。
「…おいしい」
自分の料理何て今まで美味しいと感じた事はない。
なのに、今は今まで食べた自分の料理とは格段に美味しいと感じる。