Dreams Are Lie

□第二章・孤独
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−孤独−




カーテンから差し込む光りで、俺は眼を覚ました。

チチチッという鳥の囀りの声、チリンチリンという自転車の音に、時々通る車の音。

その音のある世界とは別離してしまったかのように、俺の部屋には音がない。

毎朝の事ながら、俺が一人でここに住んでいることを実感する。

もう、何年目だろう。

この孤独を感じるのは…



俺は、布団から身を起こした。
布団の衣擦れの音が部屋中に響くのを不快に思いながら、俺はヒタヒタと台所に移動した。

台所に行ったからと行って、食べる気はしない。

俺の目的は、テレビ。
正確には、テレビから流れる音。
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