novel
□変わり者
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「ねぇ君さ、なんでいつも群れてんの?」
いきなりの質問。俺ははっ?と思った。
「雲雀さん。いきなりなんですか?もう何年もたつじゃあないですか。群れと言わずファミリーと言ってください。」
俺がそうこたえると、雲雀さんはスーツの上着を脱いで、近づいてきた。
「君ってさ、かなり変わってるよね。」
「はぁ。よく言われます。でも、雲雀さんもだいぶ変わってますよ。」
俺がそう言うと、雲雀さんはよくわかってないような顔をした。
「なんで僕が変わってるの?綱吉。」
「(この人自分が変わってるって気付いてないし…)だって……変わり者の俺を
好きになる雲雀さんもよっぽど変わり者だから。」
雲雀さんはそれをきくとさっきまで立っていたのに俺の横に座った。
「それもそうだね。」
そうすると俺達は互いに向き合い口付けをした。
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