華鬼 short

□拍手
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堀川 響


大切な、大切な神無

私のたった一人の妹


同じ刻印があるのに、神無だけ、男に襲われる

色香が強いせいで



そして、今日も…


「お兄さん達と遊ばない?」

「そそるよなぁ…」

「いや、離して…」

『神無!!神無に触らないで』



私は大切な神無を守るの
大好きな妹だから…



「神無ちゃん」

「ほ、堀川先輩!?」

『堀川先輩、神無に近寄らないでください』

「はいはい、お前はつれないなぁ」

『堀川先輩が神無に手を出すからでしょ!!』

「そんなに来るものを次から次へと追い払っていたら神無ちゃんに友達も出来ないし

近寄る奴が全部下心があるとは限らないだろ?』

『そんなことは絶対にないです!!今まで神無に近寄る人を問い詰めると私にまで襲いかかるんですから』




言ってから、気づいた…

堀川先輩から出てる殺気に…
目が金色になっていた


「っち、それでお前はそいつらどうしたんだよ!!」

『っ私は強いですから!!大丈夫です。』


そう言うと堀川先輩は私の手首を掴み壁に追いやる







「お前は…本当に男に勝てると思ってんの?」

『っ…やっ!!』

「こんな細い腕で…あんまり男を嘗めるなよ」

『先輩っは、離して…』



手を離したと思ったら堀川先輩に抱き締められた




「俺は…お前が好きだ


お前は俺の花嫁になればいい」
『だって…堀川先輩は神無が…』

「お前に近寄るためだよ


今までのやつもな

お前に近寄るために鬼頭の花嫁を利用してるんだ。気づけよ」



「今日からは俺がお前の鬼だ。誰にも触らせるなよ」






鈍感で自分のことはてんで分かってない



お前がどれだけ周りの視線を引き付けているか

魅了しているか




これから俺が嫌ってほど思いしらせてやるから………




覚悟しとけよ?











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