華鬼 short

□堕ちた翼
1ページ/1ページ



堀川 響








「前に言ったよな?
俺以外の男に気を許すなよって」



『……っ』








家のソファーで響先輩が上に跨がり、腕を固定されている



どうしてこうなったかと言うと…


今日の教室での出来事が原因だった


































響先輩が迎えに来てくれるからと教室にいると、何人かの男の人に話しかけられ、戸惑いながらも話をしていた


ただでさえ、男の人が苦手なのに、急に肩に手を置かれても抵抗なんて出来ない。





その時、響先輩が教室に現れ、不機嫌に手を引かれ家に戻ってきた





「お前は、誰のものかじっくり体に教え込まないとな」


『響、先輩…』





制服のリボンがほどき、胸元が乱れ刻印が露にされる




「お前の胸にある刻印は、誰のだ?


お前は俺の花嫁だ」



『響先輩…』


「いいか?

誰にも触らせるな


この場に刻印が増える事は許さない








もし、求愛されるような事があれば……








殺すよ?」





『響、先輩…


私には、先輩だけなの』





「そう、お前には俺だけ居ればいい」





『響先輩…好き…』





「愛シテルヨ…俺ノ…花嫁」









病的なまでに相手を求める


翼を・がれた籠の鳥は…







主に堕ちるしかないのだ……






























愛しているよ…


        俺だけの花嫁










.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ