「おい」
「ほらー、ダメだってくすぐったいよー!」
「…おーい」
「あはは!…ん?きゃっ!くすぐったい!舐めちゃダメだって〜」
「…!」
「ん?何?修兵」
ソファーの後ろから抱き付いてやっと反応を示しやがった
良い香りのする髪にキスするように埋もれたら、目の前の膝に座る、毛玉がウーと唸った
更に強く抱き締めれば、柔らかな体が恥ずかしそうに身を揺らす
「ど、どうしたの…急に」
赤くなる頬に軽く唇を押し付ると、ピクリと体が震えた
ニャー
膝で俺にガンを飛ばしている(気がしないでもない)猫が、邪魔するように一声鳴いた
「邪魔すんなって」
首の少し太り気味な肉を掴んで
今にも折れそうに感じる膝から退けた
「ちょっ、かわいそうじゃな…ん!」
いきなり顎を掴かみ無理やり後ろを向かせ、
酷く柔らかく少し湿った唇に自分のそれを押し付けた。
「…んっ…」
時々漏れる吐息が妙に色っぽく感じる
一度離して、啄むようにキスを繰り返しながら押し倒し、上に跨がったところで、唇を解放した。
「お前は俺だけ見てりゃいーんだよ」
「〜〜!」
涙目で睨まれたって可愛く誘ってるようにしか見えねぇよ
さあ、お仕置きだ。
俺しか見れねぇようにしてやるよ…?