━STORY━

□ΣaLks togEther -B-
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変装道具を求めたどり着いた街の中の一件の店から出てくるミラとエレン、そして…








「・・・・・・」




ミラ
「うん、完璧っ♪」
ジャン
「どこが完璧だッ!!

ただ変な面付けただけじゃねえか!
エレン
「いや、ジャンの強面が消えただけで十分な変化だ、ッ…」
ジャン
「テメェ今笑い掛けただろ!
ミラ
「まあまあ
そうでもしないと村に入れそうにもないんだし、ジャンだって速く偽物の正体を暴きたいでしょ?」
ジャン
「チッ!






ジャン達は街を出て暫く山道を歩くと、閑散とした質素な村に着いた



エレン
「あのハンター達の話によるとこの村だな。」
ミラ
「あまり活気が感じられないわね…」



まだ昼下がりだというのに人通りの少ない村の中を、ジャン達は少し歩き回っていた


すると通り過ぎた一件の飲食店から4人の俗染みた身なりの獣人達が出てきた


後に続いて店主らしき猫の男性獣人が追うように慌てて出てきた


猫獣人
「お待ち下さいお客様…!

お代金の方がまだ…


すると赤茶けた毛色の狼獣人男性が猫獣人の襟元を掴んで睨み付けながら口を開く


赤茶狼獣人
「誰に向かって口聞いてやがる!!

俺達は天下無双のライオンさん直属の部下だ!

この村を守ってやってるんだから、逆にこっちが金貰いてぇぐらいなんだがな!?」

猫獣人
「ひぃっ…!!


赤茶狼獣人の迫力に圧され猫獣人はすっかり縮こまってしまい、ただ立ち竦んでいた
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