続編

□第一話 剣心の旅仲間 八重桜柚留木
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色々と忙しかった生活が一段落し、剣心たちは落ち着いた生活をしていた。



第一話 剣心の旅仲間!? 八重桜柚留木
   日本一同士の巡り合わせ



とある日。剣心たちが居間でのほほんとしていた時。誰かが神谷道場の門を叩いた。

「ごめんたのもう」

「おろ?ご客人でござろうか?」
「私、ちょっと見てくる」

薫は門へとかけていく。

「は〜い。どちら様?」

門へと来て、訪ねて来た人物を見る。

(うわっ!綺麗な人……)

門の前にいたのは、男物の着物を着て、膝まである長い髪を白い紐で乱雑に縛った女だった。

余りに容姿が整っているので、言葉につまってしまった薫を知ってか知らずか、女は静かに口を開いた。

「こちらに、緋村剣心がいるとお聞きしたのですが」
「え?剣心?」
「拙者が何か?」

自分の名前を呼ばれ、ひょいと顔を出す。

「緋村!」
「おろ?柚留木でござるか?」
「へ?」



「ええ―――――!!剣心の旅仲間!?」

居間に戻ってきた薫、もともと部屋にいた弥彦、タダ飯食いに来ていた左之助が同時に叫んだ。

「そうなんでござるよ。柚留木、こちらが拙者がお世話になっている神谷薫殿。で、こちらが明神弥彦。それでこっちが相楽左之助でござる」

剣心が居間にいる者たちを紹介していく。

「ああ!初めまして、神谷薫です」
「俺が明神弥彦だ」
「相楽左之助だ」

己たちも自己の紹介をしていく。

「柚留木、お前も皆に挨拶をしたらどうでござるか?」

静かに剣心を見つめてから、薫たちへと視線を戻す。

「申し遅れました。私は八重桜柚留木と申します」

丁寧に頭を下げる柚留木。
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