☆ロイアイしょうせつ(おだい)☆
□罪と罰
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(罰がこんなに辛いとは思わなかった)
君と私は同じ罪を背負っている
君は背中に
私は手に
重くて重くてたまに手離したくなってしまう
でも君はもっと重いのは知っているから
真面目な君なら尚更
だから寸前のとこで君を思い出して踏み止まれる
罪を犯したらやはり罰が付き物
他人と違わず、神様は私にも罰を与えた
とびっきり重いやつを
君とこんな曖昧な関係にさせ、気持ちを伝えることも叶わなくなった
'好き'も'愛してる'もタブーなこの間柄
この罪を背負わなかったら、この罰はなかったのだろうか
でもこの罪がなかったらなんて考えられない
だってこれは君と私を繋ぐ大切なものだから
(ところで君はどんな罰を下されたのかな??)
fin.