方舟の記録

□宝箱
2ページ/3ページ

浄瑠璃さんからの頂き物A


[1051]浄瑠璃
急いで作ったよ!


「マツリカ、今良いか?」
マツリカはオ・ルカが去ったあと顔を赤くしながら髪をすいていた。すると扉を優しく叩く音が聞こえてた。扉を開けたのはカプト。うつむき加減だ。
「どうしたんですかオ・ルカさん?私に何か…?」
「あ、いや、用という用はなくてその…「マツリカジャスミン、またですまないがちょっといいか?」
カプトの声を遮るように入ってきたのはオ・ルカ。さっきまで話していたのにまた何か用があるようだ。
「なんだ…カプト居たのか。すまないが席をはずしてもらえるか?私はマツリカジャスミンと、"二人きり"で」
「…先に入っていたのは私だ。オ・ルカ、お前こそ出ていくべきではないか?」
睨みあう二人。マツリカはなにがなにやらわかっていないが、今言えるのは、修羅場ということだけ。この不穏な空気を打開することをマツリカはできないでいた。
すると、いきなり窓が割れ、マツリカは何者かに拐われた。
「だ、誰ですか!!???」
混乱したマツリカが言った言葉に誘拐犯は律儀に答えた。
「メドゥサよ、噂のマツリカジャスミンちゃん」
2013-11-18 21:21
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ