夢小説〜鬼灯の冷徹(LONG)〜
□可愛いのが子供で、
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子供用のスプーンを手一杯に握りお粥を口いっぱいにつめる白澤様。
一方、行儀良くスプーンを握りお粥をちょっとずつ食べる鬼灯様。
ちょっとした事なのについ比べてしまう。
「あ、白澤様?そんなに詰めたらむせますよ?」
「うぐっゔぅ…」
むせそうになるのを我慢し頑張って飲み込もうとする。
桃太郎さんを見るとオロオロしている。
「大丈夫ですよ。あの人死にませんから」
「そうじゃなくてですね…!」
「?ほかに何かありました?」
死なないというか死ねないというか、まあ、生きてるんで大丈夫だとおもうんですけども。
桃太郎さんは白澤様の背中をさすってあげている。
そんなになるなら最初からゆっくり食べれば良いのに阿呆だ。
「あうっ」
「鬼灯様?」
「んーぶぅー」
「足りないのですか?」
「あい」
「しょうがないですね。残しても良いので無理はしないで下さいよ?」
「うっ」
コクリと頷いたのを確認し、お粥を器に入れる。