夢小説〜銀魂(LONG)〜
□第十三訓
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「玉藻ちゃん。ちょっと早いんじゃないかい?」
「日輪に会いたくって早く来ちゃった」
「またまた。口が上手いわね」
クスリと笑いお茶を出してくる日輪をジッと見つめる。
綺麗に整った顔をして見てると癒される。
マジ美人。
「玉藻さーん!!」
「ゔっ痛え」
「あ、ごめんつい」
「いや良いよ気にすんな晴太」
「えへへー」
後ろから飛びついてきたのは晴太。
ころころ笑うかわいいショタ。
吉原の天使だわ。
「顔がにやけてるぞ玉藻。キモイ」
「うっせーやい。紅にはあたしの気持ちなんてわからんのさ」
「変態の気持ちなんてわかりたくない」
ヤキモチ焼きの紅は放っておいて日輪の方に向き直る。
「そいで依頼っつーのは?」
「だから日頃疲れている遊女のマッサージよ」
「うん、まあそれはわかるんだがなんでマッサージ…」
「疲れたらマッサージしてもらいたくなるでしょ?」
「そーですね…」
出してもらったお茶を飲みながら渋々頷く。
確かに疲れたらマッサージしてもらいたいけども。
「まあ、なんでも屋なんで受けますけどね」
「有難いわ。じゃあ手始めに月詠なんてどうかしら?」
「手始めが強すぎる…」