夢小説〜鬼灯の冷徹(LONG)〜
□可愛いのが子供で、
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執務室で全てを済ませられるように桃太郎さんと子供二人がトイレに行っている間に色々揃えてみた。
何はともあれ朝ごはんを作るとしよう。
材料を切り、鍋にぽいぼい入れていると三人が帰ってきた。
「おかえりなさい。大丈夫でしたか?」
「はい、おかげさまで」
「鬼灯様も白澤様も大丈夫ですか?」
「あう」
「あー!」
それぞれ思い思いに返事をする鬼灯様と白澤様。
子供ならあんなに可愛いなあ。
ふふっと笑うと桃太郎さんは不思議そうに首を傾げた。
「あの?」
「ああ、いえ。なんでもないです。気にしないでください」
「はあ」
鍋を混ぜながら子供二人を見やると喧嘩をし始めたのか睨み合っていた。
この二人は子供になっても喧嘩をするのか。
やっぱり根っこから合わないのか、はたまた同族嫌悪なのか。
まあ、どっちでもいっか。
「奈鶴さん?鍋焦げそうっスよ?」
「あ、大丈夫大丈夫。問題ない」
そういうと火を消して鍋を鍋敷きの上に移動させる。
器やスプーンを用意し子供達の方を振り向くと
「あうー…」
「あーう…」
睨み合っていた。
まだ取っ組み合いの喧嘩になっていないだけマシかなとか思ったがそうじゃないだろ自分。
「喧嘩してるならご飯抜きにしますよ?二人共」
「あー?!」
「あう?!」