夢小説〜鬼灯の冷徹(LONG)〜

□初給料驚愕
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今日も私は淡々と渡された書類を種類ごとに分ける。
鬼灯様の再確認が必要な物とそうでない物、そうでない物は書庫に纏めていれる物かその他の事をする物か。
やっていくうちにどれが必要なのかわからなくなってくる。
更にはゲシュタルト崩壊がおきる。
もう重要書類の意味が思い出せないくらいです。

「大丈夫ですか?奈鶴さん」
「ええ、軽いゲシュタルト崩壊中ですけど全然大丈夫です」
「いや、どう考えてもダメじゃないですか」
「あはは…」

まだ書類の束は沢山の残っているというのに困ったものだ。
するとピコンッと閃いた。

「鬼灯様、お茶居れますよ」
「あ、すみません」
「薬草茶なんてどうです?疲労回復効果のでも入れましょうか」
「じゃあ、お言葉に甘えてそれをいただきましょうか」

ちょっと待ってて下さいねといい執務室から自室に小走りで戻る。
薬草茶は私の十八番、得意なものである。
極楽満月に居た時は漢方と一緒に売り出していたけれど、これが意外と人気で漢方を買うついでにと買っていく人が多かった。
部屋に着くと机の上の小箱から独自にブレンドした茶葉の入ったお茶缶を手に今度は給湯室に向かった。
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