夢小説〜銀魂(LONG)〜

□第二訓
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仕事を終え、報酬を貰った玉藻は夜の歌舞伎町を通り抜けるルートで家路に着いていた。
日が沈み我らの時間だと騒ぐように右も左も煌びやかなネオンが光っている。
目がやられそう、なんて思いながら歩いていると突然、後ろから手を掴まれた。

「オイ、未成年がこんな夜中になにほっつき歩いてんだ。しょっぴくぞ」

あたしゃ未成年何かじゃねえっつの、と悪態をつきながら後ろを振り向くと黒の制服を着た男が立っていた。

あー、なんだっけこいつ。
テレビで見たことあるぞー?
えーチンピラ警察24時だっけ?

「オイ、聞いてんのかチビ助」
「誰がチビ助じゃチンピラ警察」
「誰がチンピラ警察だコルァ?!上等じゃねえか斬るぞ!?」
「いやー襲われるー」

棒読み感を重視しながら逃げようとすると後ろからまたも声が聞こえた。

「何してんですかィマヨ方さん。まさか幼女誘拐です?」
「何が幼女誘拐だ!夜中にほっつき歩いてるガキを補導してんだっつの」
「だからガキじゃねぇって言ってんだろーがクソ爺!!」
「あんだとコルァ!?!?」

マヨ方と呼ばれた男は玉藻に掴みかかるとそのまま説教垂れ始めた。
玉藻は玉藻でガキじゃねえの一点張りで埒があかない。

「あ、そうだ。んじゃ未成年じゃないという証拠を見して貰えば良いんでさァ」
「総悟にしちゃナイスな考えじゃねえか」
「滅びますかィ?マヨ方さん。」

ガチャンという音と共に何処からともなくバズーカを取り出した茶髪の青年はこちらを見やり、

「免許証とか顔写真の付いたものもってねえですかィ?」

と爽やかに聞いてきたのだ。
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