夢小説〜黒バス(long)〜

□スウィートバレンタイン
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今日は2月11日。
世に言うバレンタインデー。
私はバレンタインデーが大好きです。
だって

「奈鶴ちゃん!ハッピーバレンタイン!」
「わ〜い、ありがとう」

たくさんお菓子が貰えるのだもの。
ホクホク顏で下駄箱に行くと下駄箱の中にもお菓子箱が。

「実は私ってモテるのかな〜」

朝練がないのでゆったりと歩いて来たけどもうたくさん入ってる…。
下駄箱の扉を開けるまでもなくはみ出てるラッピングリボンでわかってしまう。

「たしかに奈鶴ちんって女子人気あるよね〜」
「え〜むーくんには負けるってば。だって下駄箱閉まってないじゃん」
「うっわすげー」

下駄箱の扉は閉まりきらず誰がセットしたのか分からないが袋が引っ掛けられ、その中にむーくん当てのお菓子がいっぱい入っていた。

「ここまで来るとなんか狂気的〜。てか下の人困るじゃんね〜」
「ほんとだし。ちょっとは考えてほしいしー」

とかいいつつしっかりとお菓子は持っているあたりむーくんっぽい。
開始早々むーくんは両手いっぱいのお菓子、私は袋一つ分のお菓子を抱えて教室に入っていった。
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