Another Side
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「なぁ、俺すっげえ面白いこと思いついたんだけどよぉ!
おい、みんな聞いてくれよぉ!」
一人だけ無駄にハイテンションで暑苦しいのは正則。
どうせまたろくでもないこと思いついたんだろう。
いちいち相手にしてられっか!
「ねぇ正則、少し黙ろうか〜?」
「ちょ、顏怖えよ♯NAME1♯!
なぁ、聞くだけ聞いてくれよお!」
わかったからもう少し静かにしゃべれ。
おおっといけねぇ、殺意が滲み出てたぜ。
「みんなでよぉ、肝試ししようぜ!!」
肝試し!?え、今肝試しって言った!?
「フン、くだらぬ。」
「♯NAME1♯、頭でっかちの真似すんなよぉ!
なあ、暑いし涼めるだろ!?
キタコレ名案じゃね!?」
「そんなことしてる暇なんて私にはありません。」
「でも、いつも暇そうにしてるじゃねえかよ!」
三成と清正からも何か言ってくれ…!
あ、ダメだ。完全にシカトぶっこいてる。
てか、意識ある?おーい?
「なぁ、やりてぇよな清正!?」
「まぁ、たまにはいいんじゃねぇか?」
「頭でっかちもどうよ!?」
「執務もひと段落ついたからな…
付き合ってやってもいい」
え…二人とも乗り気なの?
あらら、裏切りじゃね?
てっきりやらないって言うと思ってたんだが…
「ほら、♯NAME1♯もやろうぜ!!」
「さ、三人とも肝試しやりたいなんて、まだまだ子供ね!」
「もしかして♯NAME1♯、怖いんじゃね!?」
「なっ、別に怖くなんか…」
いや、怖いっす!
マジで無理。切実に無理!
「ま、多数決で決まりだな!
うおぉぉ!楽しみだぜぇ!!」
ヤバイ、本気でどうしよう…
お化けとかそういう類は本当ダメだってば!
呪われたらどうするのさ!?
でもな…ビビってるとこ見られたら一生バカにされそうだし…
あーもう、正則のバカァ!!