Another Side
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「冷てぇ〜!美桜も早く来いよ〜!」
「う、うん!」
3人は、上だけ浴衣を脱いで上半身裸だった。
筋肉すご!てか、目のやり場に困る…
バシャ!
「!?」
正則に水をかけられた!
冷たくて気持ちいい。
「うわっ、やったな!?」
いつの間にか2人も混ざって、本格的に戦闘体制に入った。
私は、某格闘マンガで見たような構えをする。
「忍法•水しぶきの術!うりゃうりゃ!」
訳のわからない技で攻撃した。
「無双奥義•水しぶき返し!うぉりゃああ!!」
一対一対一対一のバトルロワイヤルだ!
「ふぅ〜気持ちいいね〜…」
全員いい具合に涼んでいた。
浴衣が肌にまとわりつくのが気になる。
「おい、見ろよ!向こうにちぃせえ滝があるぜ!」
「本当だ、行ってみるか!」
「おい、馬鹿…美桜、行けるか?」
私を気遣ってくれたのは三成だ。
「大丈夫!私も行く!」
ぱっと見た感じだと、高さ5mくらいの小さな滝だった。
正則が飛び込みたいと言ったので、順番に飛び込むことになった。
私はすっかり忘れていた。
自分が重度のかなづちだということを…