隠恋慕
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「甲斐っ!遊ぼう!」
「いいけど、どうしたの?」
「小太郎とかくれんぼしてたんだけど、二人じゃつまんないから」
まさか、18才にもなってかくれんぼにハマるとは思ってもいなかった。
「かくれんぼかぁ、懐かしい!
いいよ、やる!」
「ヤッター!小太郎、甲斐も参戦するってー!」
すると小太郎が現れた。
甲斐にもジャンケンを教えて、鬼を決めた。
小太郎が鬼だった。
小太郎が鬼とか、すぐ終わるな。
私は武器庫みたいなところに隠れた。
すると突然、首筋に刃物を当てられた。
「!!?」
口を抑えこまれて叫ぶことすらできない。
これ、けっこうヤバいよね?
「未来から来た女子とお見受けする。
来てもらおうか。」
ヤダよ、怖いよ…。
命狙われるなんて思ってもいなかった。
手足の震えが止まらない。
小太郎、助けて!!