僕と彼女の奇妙な関係に終止符を。
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「…て……きて………セーラ起きて!!」
誰かが呼んでいる。
久しぶりに聞く懐かしい声。
「…ベットベト・フィーバー…?」
「…僕の名前を間違える余裕があるなら大丈夫そうだね…」
どうしてここにいるの?
そう問おうと思い起き上がろうとすると全身に鋭い痛みが走った。
「っ!」
「どこが痛いの?」
「全部痛い…けど、胸が一番痛いよ…」
「……痛いって思えるのは生きている証拠だよ。
僕が気付かなかったら、セーラは今ごろ死んでたよ」
「…私とはもう関わりたくないんじゃないの?」
ベルトルトの瞳が悲しみの色に染まった。
泣きたいのはこっちよ…
なのに、どうしてそんなに泣きそうな顔をするの…?
「それより、今は逃げないと」
そっか、壁は破壊されたんだね。
私が呑気に寝ている間に。
そういえば、気絶する前に私は馬鹿なことを考えていたな。
超大型巨人がベルトルトに似てるなんて…
ありえないのに。
「セーラ、立てる?」
「うん、平気よ。
立体機動装置も壊れてなさそうだし」
その後撤退命令が出て私達は何とか逃げ切ることが出来た。
私は幸い切り傷と掠り傷、全身打撲という他と比べたら軽い怪我で済んだ。
みんなはエレンが巨人化したなどと騒いでいたが、私はそれどころではなかった。
気付いてはいけないことに気付いてしまったから。
↓反省↓
現在、進撃に限らず全ての単行本を母上に没収されているために…
全て記憶で書いてます。
なので、内容がおかしい場合があります。
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すぐに訂正します!