僕と彼女の奇妙な関係に終止符を。
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今日もいつもと変わらず彼女はやってくる。
こうして飽きずに毎日やってくる。
そして僕はずっと思っていたことを聞いてみることにした。
「ねえセーラ、こんなに僕と一緒に居て楽しいの?」
ずっと疑問に思っていたこと。
正直なところ、僕のそばにいることにメリットはないと思う。
あ、自分で言ってなんか悲しくなってきた。
「楽しいに決まってるじゃん。
こんなにいじりがいがあるのはベルトルトだけだよ!」
そう言って無邪気に笑う君。
僕はいじられる運命なのか…。
やっぱりその程度でしかないんだね…。
聞かなきゃ良かった、と落胆する僕の耳に信じられない言葉が入ってきた。
「それに、なんかちょっとだけ安心する。」
たった一言で沈んでいた僕の心は跳ね上がった。
僕にも存在意義があったのかもしれない。
「お〜い、無視するな!」
僕はなんだか照れくさくてセーラの顔を見れなかった。
「君は本当に変わり者だね。
僕なんかと居て楽しいなんて…」
「迷惑だった?」
その言葉にはっと顔を上げた。
「迷惑なんかじゃない!
ライナー以外に僕と居たがるのはセーラが初めてだから…」
そうして微笑みかけるセーラの笑顔は僕を虜にするのに充分すぎた。
生まれて初めて恋をする。
↓あとがき↓
ようやくベルトルさんがヒロインちゃんに惚れます。
でも正直、この話をバッドエンドにしたい願望があるんですよね。
いや、でもなぁ…ハッピーエンドも書きたい!
私は迷う、すごく迷う。ので、皆さんの意見を聞きたい。
ということで、bbsからコメントでもいただけるとありがたいです。
にしても、51話の団長…。
実は団長が一番好きな管理人です。
あれはあれで新鮮でした。俺とか…きゃっ!
話が脱線しましたね。
更新ペースが遅くて申し訳ありませんが、楽しんでいただけたら幸いです。