私立戦国高等学校

□10(完結)
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愛奈が走り去った後、俺は呆然と立ち尽くしていた。


…わけがわからない。


あいつの言い方だと、まるで俺が振ったみたいだ。

告白もないのに振るわけがない。

ましてや俺があいつを振るなんて…そんなことあり得ない。

というか俺に甘えてたらダメなのか?

もっと俺に頼ってくれよ…


ん…?まてよ……

あいつは俺のことが好きなのか…?

期待していいのか?


もしも愛奈が俺を想ってくれているなら…両思いなのか?


「チッ…わからねえ」


こうなったら直接あいつに聞くしかない。


…あ、優しくしないでって言ってたな…

これってダメなのか?

いや、だけど…あいつの期待は裏切るつもりはない。

よし、言おう。


俺の思ってること全部…!
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