私立戦国高等学校

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「続きまして、『こんなベジータは嫌だ』」


「はい!」


「随分勝ち誇ったような笑顔ですね。
司馬仲達選手、どうぞ!」


「常に静電気を帯びている!
フハハハハっ!面白いだろ!?」


「あぁ〜…声かけようと思って肩に触れるとバチッ!みたいなね〜!
面白いけどドヤ顔ウザいんで3pt!」


「仲逹、何してる!」


「減点するとは馬鹿めが!」


「-10ptでもいいんですよ…?
あ、幸村選手どうぞ!」


「マクドナルドのマスコットキャラクターを時給670円でやっている」


「お前の父ちゃん、マックのマスコットなの!?
あ、いやお前の父ちゃんではないですね…
中の人だったね…
Mハゲだもんね!5pt!」


「はい!」


「向香選手、どうぞ!」


「育毛剤のCMに出ている」


「ぶふっ!みんなのお父さんは大丈夫ですか?
いや、すんません。5pt!
あと、思ってたよりも面白く無かったんで次の回答者でラストにしますわ!」


「な、なぜだ!?
面白いではないか!馬鹿め!」


「あなた達は面白くても読者は面白くないから!
考えてから発言したまえ、独眼竜よ!
あと、お前が馬鹿。」


少々ブーイングはあるが、司会者が言うのだからやめざるを得ない。


「じゃ、ラストは俺が!」


「おっ!今まで空気だった甘寧選手、どうぞ!」


会場にいる者全員の視線があつまる中、もったいぶるように間を開けたあと、ようやく彼は口を開いた。(しかもドヤ顔で)


「…実はベジータではない!!」


「「………」」


静まり返る会場。

そして一人で話し続ける甘寧。


「え?今の超面白いだろ!!
なんで全員黙ってんだよ!?」


「も、もういい。傷を広げるな…」


「…はい!皆さんお疲れ様でした!
だいぶ寒くなってきたので速くお家に帰りましょう!解散!」


「お、おい待て!決着が着いてねぇ!!」


「あー…どっちも面白かったので引き分けで!
めでたしめでたし!」


こうして無理やり丸く収めた愛奈であった。



あとがき
恋愛要素ゼロですいません!

ちょっとこういうのやらせてみたかったんです。

次からはちゃんと恋愛要素書きます!
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