鈍感な幼なじみ

□02
1ページ/2ページ



「ねえ、恋人にするなら誰がいい?」

女子が集まれば自然とこういう話になる。

訓練兵に娯楽なんてほとんど無いから、こういう話になるのは自然の摂理だ。


「エレンは無いかなぁ〜」


「……」


「いや、ミカサ落ち着け!
エレンにはミカサがお似合いだからっていう意味ね!!」


うん、発言には気を付けよう。


「ライナーも無いね。
兄貴感が強すぎてゴリ…いや、うん。
ゴツいから威圧感がね…!
しかもガチホ…なんでもない!」


危ない、めっちゃ失礼なこと言おうとした。


「確かにライナーは…ねぇな。
あいつはただのガチホモだろ」


ユミルゥゥ!私がせっかく言うのをこらえたのにあっさりとぉ!!


「となると、必然的にベル…ベルベルべ?も消えるよね」


ごめん、名前わかんないや。


「コニーも無いな」


ユミルとボロクソ言ってるとサシャが反応した。


「えっ、コニーは無いんですか!?」


「「……」」


結局、全員無くね!?ということで落ち着いた。


うん、私もジャン以外無いかな。


「ユリアはジャンだもんね」


「そうそう…って、違うわ!
クリスタちゃん、キミという子は…!
天然か!?天然で言ってるのか!?」


「あの馬のどこがいいんだ?」


ユミル…一応人間が好きなんですけど、私。


というか、あんまりミカサの前でこの話はしたくない。

ちょっと凹むからさ。


ジャン…私、馬にはよく懐かれるほうなんだけど…

ジャンが初めてだよ、私に懐かない馬は…


(あ、ふざけました。ジャンごめん)
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ