しょーとどりーむ
□閉ざして。
2ページ/6ページ
怖かった。
先生も、友達も、家族もみんな、誰もが、敵だった。
ひとりぼっちで、頼れる人がいなくて。
でも、死にたいと思ったことはなかった。
普通、死にたい。って思うことが、あるはず。
でも、私の中には、それを阻止するだけのものがあった。
それは唯一の
心の支え
だったもの。
それがあったから。
唯一、敵にはならなかった。
大好きな、
「AKB48」
だけは。
親の金を、気づかれないくらい少しづつ、取って、ためていったお金で、CDを買って、ついている握手券で、推しメンの
「山内鈴蘭」
と握手する。
そこで、話していった。
今までの傷を、全部さらけ出すかのように。