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出会い

「やっと着いたぁ……はあ疲れた」

よっこいせとハクトは近くにあった切り株に腰掛けた

「ああー落ち着くなぁ…なんでだろ?」

空を見上げながらそうつぶやいていると背後から声が聞こえた

「なんだお前?」

「っ!だ、だれ!」

驚きハクトが振り返るとそこには

一匹の黒猫がいた

しかも二足歩行で


「……なんで猫が二足歩行してるの?」

「突っ込むとこそこかよ(笑)」

新たに声が聞こえたほうを見ると一匹のしゃべる蛇もいた

「ってなんか蛇がしゃべってる!猫も!」


「……俺ってついでなの?」
「どんまいリン(笑)」

「で、なんでキミたちこんな所にいるの?」

ハクトは改めて聞く
「ごほんっ!じゃあ俺が説明する」

黒猫が話出し

「………ってわけ」

「…よくわからなかったけど、大変そうだね人を捜しているなんて」


「そうなんだ、でもこの町にいるのは確かだ」

黒猫は希望に満ち溢れた顔をしている

「見つかるといいね!その人」

「ああ!」

「ところで君たちの名前はなんていうの?」

ハクトは頭を傾げながら聞く

「俺はリンでこの蛇は「ダークだ」で、俺ら以外にあと一人いるんだ、マリアっていう小鳥なんだが…」

そう話していると「ただいまー」と一匹の小鳥がやってきた

「あれ?その子どしたの?」

「お帰りーマリア、でいたのか?」

リンがそう問いかけるとマリアは首を振った

「いなかったわ……町中捜したけど……で誰なのよその子」

「そうか……ああ、この子はさっきここで会ってな」

「へー可愛いわねこの子」
マリアはハクトをジロジロと見た

「…あなた名前は?」

「ボクはハクト=カミヤだよ」

その言葉を聞いた三匹は眼を見開かせた

「お前、本当に神夜 白兎なのか?」
ダークが改めて問いかける

「?そうだけど…」

「……なんで俺ら気がつかなかったんだろ…」

「本当に……」

「えっ?どうしたの急に」
ハクトは慌てたように三匹を見つめた

「いや……なんでもない……ちなみにハクト前の記憶あるのか?」

「記憶?」

「その、様子だと覚えてないか……」

「思い出せ、それがお前の……」

その言葉を聞くと同時にハクトは地面に崩れ落ちた

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